あなたの貴金属買取価格は?僕とオムツと初めてのお客様の話|東京・体験談
こんにちは!買取コンシェルジュの昇平(しょ~へい)です!
ブログをご覧いただきありがとうございます。
買取ブームですね。2020年ころから金相場がまた上昇し、注目されてる方も多いと思います。僕がこの業界に入ったころはまだ買取の認知度が低く、そういう仕事があるというのを知ってもらうところからでしたが…
「興味はあるけどどこに持っていてばいいかわからない」
「壊れてるし売れるかわからない」
「いい値段で売りたいけどまずは相場が知りたい」
と思ってらっしゃる方も多いですよね。
\僕の体験談をまとめました!/
●「地域別・商品別 査定歴10年超・同業の僕が査定を受けたい店おすすめします」
●「壊れていても大丈夫!値段が付くときの条件」
●「しょ~へいのバーチャル査定☆過去の体験談から買取価格見積ります」
ダイヤモンド・宝石・貴金属を10社に一括査定!「査定の名人」
などなど
執筆者紹介 KAITORIJACK
僕のことを少しお話させていただきます。
東京在住。貴金属ブランド買取業が好きで8年ほど会社勤めをし、査定員として、教育係として、店舗責任者として色々学ばせていただきました
ここ何年かは独立して、個人で鑑定したり買取店に行かれる友人知人にアドバイスなどしています。
自分が愛用していた商品を売るんだったら納得の値段で手放したいですよね!
会社員時代は東京、新宿を起点に、首都圏全域、近畿、名古屋、中部…のべ13,000人以上のお客様と触れ合うことができました。そのときの大切なふれあいや思い出をブログにまとめました。
貴金属の相場は水物ですから、執筆当時とは変わってるところもありますがご了承ください。
このブログを通して、素敵なご縁がつながりますことをお祈りしています!
この子のために家をバリアフリーに…僕が買取業を続けている理由
今日は僕がこの買取業界に入って、初めてお客様になっていただいた方のお話をしたいと思います。10年以上前の話です。
東京の西半分の方で、よくドラマの撮影に使われている有名な大きい公園の敷地に沿った所に、その奥様はお住まいでした。
当時、新入社員だった僕は先輩たちに連れられ、買取の飛込部隊に配属されていたのです。
1か月ほど先輩たちに付き添ってもらいながら、玄関先での声かけやトークを覚えていったのですが、いざお客様の前だとうまくしゃべれずインターホン越しに断られてばかりでした。というかそもそも訪問で買取にくるのがまだ珍しく、なにかのセールスや宗教の勧誘と間違われ、居留守や出てくれない方も多かったのです。
(※そのあと法律が変わり、現在はアポなしの訪問買取は禁止になっています)
その日も、昼過ぎてもアポがとれず、「いっそこのでかい公園に隠れて、昼寝でもしてやろうか」という邪悪な考えが浮かんでしまうほどだったんですね。
それでもめげずにインターホンを押していくと、あるお宅の玄関の敷地内に白いかたまりが目に入ったんですね。なんとそれはオムツ!使用済みのオムツが落ちていたんです。
なんで?
オムツ?
なんで?
使用済み?
あっけにとられていたとき、インターホンから元気そうな奥様の声が聞こえました。
僕は、訪問買取で来てること、試しに買取の値段を聞いてほしいことを伝えました。
やっとインターホンで会話してくれる方に会えたので、夢中で新人の僕が知ってるお得情報すべてお話ししたと思います。世間話もしながらすごく長い時間しゃべっていた気がします。
「それなら値段だけきいてみる」、使わくなったアクセサリーがあるから見せるわと言っていただき僕も大急ぎで査定道具を取りに戻りました。
僕にとっては初めての査定ですが、お客様にはそれは関係ありません。
間違えないようにしなきゃ、っていうのと緊張で顔めちゃくちゃ熱くなりました。
買取の値段を順番にお伝えし、奥様も興味深げにいろいろ聞いてくださったり和やかに時間は過ぎました。ジュエリーボックスの中で、すでに何個かはこれはもういらないから売るねというお言葉もいただいてたので、僕としてもようやく初仕事ができたと安堵していたところ…カシャカシャカシャカシャジャラジャラと何かが音を立てて近づいて来ました。
僕が身構えると、奥様は玄関の先、カシャカシャ音を立てて近づいてくるものに声を駆けました。「くろちゃんお客様(僕のこと)だから静かにね!」
シャカシャカ音を立てていたもの正体は、警察犬とか狩りに行きそうなほどの体格の黒い大きい犬だったのです。シャカシャカはフローリングの床に爪がこすれた音、ジャラジャラは首輪に付いたチェーンの音だったのです。
玄関マットのところに腰をかけて商談してる僕の目線に犬の肩がある…でかくね?
いやどう見ても絶対室内犬の犬種じゃないだろと思ってよく見ると
オムツ?
犬がオムツしてる?
さっき玄関の外に落ちてたオムツはこの犬のものだったのか…?
「この子はね、足をケガしてしまってからずっとこうなの。ケガする前は元気に走り回る子だったんだけど、今はトイレも間に合わなくなってしまってオムツを付けさせたのよ。
あと何年生きられるかわからないけど、この子のために家をバリアフリーにしようと思ってるのよ。」と奥様。
「知り合いのリフォーム屋さんに聞いたら、安くしてくれるとは言ってたけどでも何十万もかかることだからどうしようって悩んだけど、ちょうどあなたが来てくれてよかったわ。このお金であとちょっと足せばリフォーム代まかなえそう」
と笑ってくださったのです!
無事に買取も終わり、初めての査定で高揚してるし、加えて「あなたが来てくれてよかった」なんて言っていただいてその後数日間めちゃくちゃしびれたのを覚えています。
それから1年後位に、今度は僕が後輩たちを連れてこの地域を回ることになりました。
奥様の家の場所は覚えていたのでくろちゃんの様子を見に行きました。玄関先は段差をなくしたスロープになっており、くろちゃんが生活しやすいようにリフォームがうまくできたんだなと思いました。
「ピンポーン!」
くろちゃんは虹の橋をわたっていたのでいませんでした。奥様はお元気そうでした。
初めての査定で、目の前で誰かのお役にたてたというのは
僕にとって何物にもかえがたい貴重な経験になりました。
仕事しんどいときはいつもこのお客様のことを思い出します。
初めてのお客様がこの方でなかったら、僕はここまで続けられなかったかもしれないです。
買取業というのは、ただ単にいらないものをお金に買えるだけじゃなく、誰かの願い事を叶える手伝いができる、そういう仕事だと僕はこの方から教わりました。
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【宅配買取】
ってご存じですか?
僕が宅配買取するなら老舗か僕の町にもあるあの店が安心!
コメ兵
エコリング